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主任司祭より

韓国の教会事情

2014/06/16 宋神父


韓国のカトリックは1960年から70年の民主化運動では民衆の先頭に立ちました。プロテスタントの場合は色々な会派があるので、信者の数は多いけれど、社会的な影響は、一つにまとまっているカトリックが強いのです。各宗教家が集まる会議では、なにかを決める時に、まずカトリックの司祭のほうをみな見ます。それだけ影響力があるということですね。
韓国に本格的にキリスト教が生じたのは約230年前ですが、当時カトリックは邪教とみなされ弾圧が加えられました。230年の歴史の半分は殉教の歴史です。自分のおじさんおばあさんなど、身近に殉教者がたくさんいます。韓国では9月が殉教の月です。信者が増えているのは、聖人・福者のおかげだと思います。
韓国でも教会に来る若者は少ないです。日本では学生も青年も、勉強・部活・仕事と忙しい。韓国でもやはり若者は忙しいです。ただ、韓国では聖書の勉強会など若者へのプログラムがしっかりしています。また、ミサ時間は土曜日の午後4時、日曜日の朝6時、7時、そして晩の10時と忙しくても必ずミサに与れるシステムを作っています。またなにより、韓国の親は教会が絶対と考えています。そして家庭では家族そろっていつも祈ります。ミサを大切にします。「ミサに与らなければご飯抜き!」なんて言う厳しい親もいるくらいです。

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