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主任司祭より

『今年も御蔭で・・』

2015/01/12 宋神父


ある家の入口にこう書いてある。

「泣いても一日、怒っても一日、悩んでも一日、どうせ同じ一日なら思いっきり笑って一日」。

どうせなら、「不平の代わりに感謝!」「否定の代わりに肯定!」「絶望の代わりに希望!」 浮かぬ顔を晴れやかに変えられるのは、あなたの笑顔だろう。

ところで、私たちが使う言葉に「~のおかげで」と「~のせいで」があるが、どちらの言葉を使うかによって大きな違いがあらわれる。

例えば、いつも肯定的な態度を繰り返し、”経営の神”と呼ばれた日本の伝説的な企業家、松下幸之助さん。彼はたくさんの逆境を切り抜け、94歳まで暮らしながら、おびただしい成功の神話を達成した人であるが、彼は自分の人生の成功の秘訣を、一言で言えば「~のおかげ」と告白した。

「学歴がなかったおかげで、人から教えてもらうことに抵抗がなかった」

「体が弱かったおかげで、部下を信じるしかなかった。そして部下ががんばるので、会社が発展した」

「家が貧しかったおかげで、わずかなお金が嬉しくて仕事を続けることができた」。

普通、このような状況に陥れば多くの人々は、ただ「~のせいで」こんなに大変で、生活が非常に苦しいのだと、嘆きながらあきらめてしまうだろう。しかし、彼はこうした逆境を「~のおかげで」と全て前向きに変えることで成功を遂げたのだ。本当に偉大な方であり、頭の下がる思いである。

さて、私たちは今年、どうやって生きるのか。

何事も肯定的に考えながら、「~のおかげで」と生きていけばいいじゃないか。

「今日も神様のおかげで」「愛するあなたのおかげで」「親心のおかげで」「良い友人のおかげで」

そして、「私をよく知っている、全ての人々のおかげで・・」

 

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