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主任司祭より

わたしは羊の門である

2016/07/27 加藤神父


主イエスは、自分と弟子たちとの関係を「善き羊飼いと羊の譬え」を用いて話されます。

羊は、一匹では過ごすことが出来ず、又、誰かに守られていなければ生きていくことは出来ません。だから、年中休まずに命がけで自分たちの世話をしてくれる「善き羊飼い」の存在が必要なのです。暖かくなると麓の羊舎に帰らず中腹の石で囲われた塀の中で一晩を過ごすことがあります。その入り口には扉はついておらず、羊飼いが間に寝て扉の代わりをします。羊が外に出る為には、寝ている羊飼いを飛び越えなくてはならず、逃げ出す羊がいればすぐに分かります。これをなぞってイエスは、「わたしは羊の門である」と言われます。草を求めてさまよい出る一匹の羊を必死で探し、夜は狼の襲撃に備え、塀の中に囲う時時には怪我をしていないかを確かめ、万全を尽くす「善き羊飼い」は、慈しみ、憐れみ、愛をこれでもか、これでもかと注いで下さる主イエス・キリストの姿そのものです。

「いつでもわたしのもとに来なさい」と言われるイエスの言葉に、日々安心し、平穏に暮らせることを感謝できる私たちでありますようにと願わずにはいられません。

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