ロゴ

主任司祭より

『すくい主』

2016/12/29 加藤神父


 神様は、すべての人の救いのために、この世に御子を派遣してくださいました。すべての人を救うためです。すべての人ですから条件はありません。救われたいと思う人は、誰でもその恩恵に預れるということです。神様は、様々な手段を使って、その人にとって一番良い方法で、しかも一番その人のためになるように計らってくださいます。

 もしかしたら、その時には願いがかなわず、救われたと思うことができないかもしれません。しかし、必ずやいつかその願いを叶え救ってくださるはずです。

 私たちは、自分で努力をすることはもちろんですが、そこに自分の力だけではなく、神様の大きな力が働かれるということを信じて、全てをゆだねて生きることが求められます。

 御父は、この世に、すくい主として御子を派遣してくださいました。降誕祭は、そのことをお祝いする日です。私たちが歩む人生には、様々なことが起こり、自分でどうあがいてもいかんともし難い事態に陥ることがあります。すべての人が救われるという教えに希望を見いだし、困難、試練を乗り越えさせてくださいますようにと願いたいものです。

『至福のとき』

2016/12/04 加藤神父


 キリスト者のわたしたちの「至福のとき」とはどんな時でしょうか。イエス・キリストが辿った道を歩くかのように、私たちの日々の生活は小さな喜び、幸せにあずかり、時には悲しみ、苦しみ、試練に陥ることもあります。

 しかし、どんな時もわたしたちは神に見守られ、助けられ、苦しみを乗り越えて、希望の彼方への道を歩むように導かれます。無表情だったわたしたちの顔に、やがて小さな笑みが浮かぶように変えられていきます。これが「至福のとき」でなければ何でしょうか。

 人は、誰しも日々の暮らしが金銭的に困らず、家族に恵まれ、笑顔の絶えない家庭に憧れます。病気にもならず、健康で他の人の世話にならずに天に召されるまで生き続けたいと願います。

 ほんの小さな「至福のとき」が、わたしたちキリスト者にとっての最大の願いなのです。

 

教会の日々

月別アーカイブ



ページトップ
MENU