『すくい主』
2016/12/29 加藤神父
神様は、すべての人の救いのために、この世に御子を派遣してくださいました。すべての人を救うためです。すべての人ですから条件はありません。救われたいと思う人は、誰でもその恩恵に預れるということです。神様は、様々な手段を使って、その人にとって一番良い方法で、しかも一番その人のためになるように計らってくださいます。
もしかしたら、その時には願いがかなわず、救われたと思うことができないかもしれません。しかし、必ずやいつかその願いを叶え救ってくださるはずです。
私たちは、自分で努力をすることはもちろんですが、そこに自分の力だけではなく、神様の大きな力が働かれるということを信じて、全てをゆだねて生きることが求められます。
御父は、この世に、すくい主として御子を派遣してくださいました。降誕祭は、そのことをお祝いする日です。私たちが歩む人生には、様々なことが起こり、自分でどうあがいてもいかんともし難い事態に陥ることがあります。すべての人が救われるという教えに希望を見いだし、困難、試練を乗り越えさせてくださいますようにと願いたいものです。