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主任司祭より

『新年によせて』

2018/01/01 加藤神父


新年おめでとうございます。社会では一月からが新年になりますが、典礼暦の上では既に新しい年を迎えています。
私たちは、カトリック信者として日々生きています。すでにこの世に実現しているといわれる神の国に入ることを目指して、私たちは生きています。この国の長である神から、私たちはお金では払いきれないほどのたくさんのお恵みをいただいています。これでもかこれでもかと、神は惜しみなくすべての人にその恵みを施そうとなさいます。神の国のサービスはこの世のものとは比べようもありません。身体的だけではなく、心の充足をも与えてくださいます。しかも短期的ではなく長期的、つまりその人が、神を知った後の生涯にわたって、その恵みは持続的に無料で施されます。こんな有難いことは社会的にはあり得ません。キリストの弟子となったことで、その恵みをいただくことができるのです。神は、私たち弱い人間の罪をも無限に許し、しかも許すだけではなく、その後も同伴者として共に寄り添い一緒に人生を歩いてくださり、しんどい時には抱き上げて慰め励ましてくださるお方です。このような心配りをしてくださることに、私たちは何をもって報いればよいのでしょうか。
私たちが日々の生活の忙しさに埋もれてしまい、いつしか大事なことを忘れてしまっていることを反省しなければなりません。
今年こそは、毎日わずかの時間でも神に向けて祈り、愛し、感謝の心を神の祭壇にお献げできるよう努めていく一年でありますよう願ってまいりたいものです。

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