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主任司祭より

『私のゴールデンウィーク』

2018/06/03 加藤神父


近くにあってもなかなか行けない場所があるものです。時間の余裕ができて、なおかつ思いっきりが必要で、やっと行くことができる、そんな場所のことです。
その場所とは石狩市の厚田区で、桜と港での朝市場が有名な場所です。
札幌を出発して暫く経ち、何度も左に折れて厚田の街に入ります。4月にオープンした道の駅を目当てに、そこに続く道路の左側帯は入りきれずに待っている車が長蛇の列をなしていました。その列を横切り、いよいよ厚田の港が近づいてきました。岸壁の駐車場に車を止め、朝市場の店先の前に立ちました。十軒ほどの店先には、おばさんたちが日焼けした顔で出迎えてくれました。捕りたてのタコ足、旬のにしん、かれい、身欠きにしんなどが店頭にならびます。その価格の安いこと、テレビ番組で放映されていたとおり安いうえに「おまけ」までくれました。
「だれでも自分の利益ではなく、他人の利益を追い求めなさい。市場で売っているものは良心の問題としていちいち詮索せず、何でも食べなさい。『地とそこに満ちているものは、主のものだからです』~あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしてもすべて神の栄光を現すためにしなさい。」(第一コリント10章24~33節)
いつも私たちに食物を与え、また自分を与えて、体も心も養ってくださる主イエス・キリストと、御父からの大きな愛と憐れみに、感謝の心を片時も忘れることなく天を仰ぎ見る私たちでありたいと、あらためて感じた一日でした。
後日、ゴールデンウィークの仕上げに藻岩山の登山を行いました。無事に何とか登ることができて、この一年頑張れそうな気持になりました。
いつもいただくたくさんの神の恵みに手を合わせ、感謝と喜びのうちに私のゴールデンウィークは終わりました。

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