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主任司祭より

『救い主がこの世にいらっしゃった目的』

2019/02/02 司祭 朴 宰奭(ぱく ぜそく)


~たった一人の悔い改める罪人でも残らず救うために

 ♰主の平和

皆さんこんにちは。アンセルモ朴神父です。                                                        今回は救い主がこの世の中にいらっしゃった目的について申し上げます。

 わが救い主イエス・キリストがこの世の中にいらっしゃった目的は、はたして何でしょうか。それは簡単です。これに対する答えを調べるために、私たちはルカによる福音23章26節から43節まで調べられます。                                                        特にこの中で39節から43節までに注目してください。イエス様と一緒に十字架にかけられていた犯罪人の中で、イエス様の右の犯罪人は死ぬ前に自分の罪について悔い改めながら、イエス様にこうやって求めました。                                                「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください。」                                  すると、イエス様が何とおっしゃいましたか。                                                   「はっきり言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽園にいる。」                                           まさにこれです。

 イエス様はたった一人の罪人でも、悔い改める罪人は残らず救ってくださる方だということです。イエスの使命が、このようにあの方の最期の瞬間に明らかになりました。但し、条件は私たちの悔い改めでございます。

 皆さんは、福音書からファリサイ派とか律法学者が救われたというお話を読んだことがありますか。おそらく全くないでしょう。ファリサイ派とか律法学者たちは、自分で罪がないと思っていた人々でした。自分で正しい人だと思っている人は悔い改めることはないと思うので、彼らにとって救い主は いりませんでした。それで聖書のどこにもファリサイ派とか律法学者たちがイエス様の弟子になった、というお話を読んだこともないし聞いたこともないのです。         ひょっとして皆さんの中に、ファリサイ派とか律法学者たちのような気持ちを持った方はいませんか。もしそのような気持ちを持った方がいらっしゃったら、早速捨ててください。

 司牧者として私の望みは、皆さん全員が神の国で永遠に幸せに生きることです。この事実を伝えるために、私はここ日本に来て、こうやって今も神の国の福音を伝えていて、また伝えようと思います。

 皆さん、これ一つだけ覚えてください。神の国に入るための条件は「悔い改め」だということを絶対に忘れないようにご注意ください。

 

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